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負圧対応 730 シリーズ

vacuum compatible optical tables
  • 概要 +


    TMCはもともと清潔なCleanTop®設計に、以前は達成不可能だったレベルの真空互換性を達成するために、テキサス州立大学のペタワットレーザープロジェクトで開発された商標や特許をとった設計特性、洗浄方法、そして真空ポンプダウン手法をいくつか組み込みました。新しい設計はベーキングを必要としない(ベーキングと互換性がない)にもかかわらず、テキサス州立大学のペタワットレーザーのエンジニアは、直径7フィートで8x10-7 torr、14フィートのCleanTop光学定盤を収めた380立方フットチャンバーを達成しました。

    真空の互換性と密接に関連し、これらの定盤は光学に損傷を与えないごくわずかなアウトガスしか放出しません(なぜなら定盤が光学部品に損傷を与えるのに十分な異物を放出したら、目標真空レベルを実現することはほとんど価値のないものになってしまうからです)。ペタワットレーザーアプリケーションの定盤は、光学試験で、光伝送の損失が0.1%未満起こることが証明されました。

    お客様がどの程度の真空レベルを達成するか、またはどの光伝送の比率を維持するかを正確に保証することはできません。しかし、テキサス州立大学のペタワットレーザーが8 x 10-7 torrの真空度と、0.1%未満の光伝送の損失を達成するのを助けたのと同じ設計特性、洗浄方法、推奨されるポンピング手法の提供は保証できます。

  • CleanTopの利点 +


    全スチール製構造。定盤上面とハニカムコアの間には、パーティクルボードのサイドウォールやプラスチック層はありません。最大の強度と構造的完全性を保証

    最小のコアセルサイズ、最高のコア密度。CleanTopカップはプラスチック層設計でみられる円錐形ではなく、円柱形なので、スチールハニカムのコアセルサイズを拡大する必要がありません。CleanTopの平均セルサイズ0.5インチ(2)は、プラスチック層設計で仕上げられたものより少なくとも50%小さいく、最高の剛性と優れたコアと表面の接着接触面を保証します

    スチールとスチールとスチール。CleanTopは、定盤上面とコア、コアと定盤下面の2つの接着層のみで、漏れ防止を実現しています。イミテーションでは、第3の接着層を追加しなければならず(定盤上面とプラスチック層、プラスチック層とコア、コアと定盤下面)、これは構造の強度を低下させます。

    熱安定性。CleanTopは全スチール製構造なのですべて同じ熱膨張率であり、最適な熱安定性を確保します。 

    TMCのCleanTop光学定盤は、他に例を見ない構造性能を備えるとともに、漏れ防止、清潔、精密、耐腐食性を実現する最良の方法です。CleanTopは現在、すべてのTMC光学定盤の標準機能です。

    個々のCleanTopカップは、タップ加工され、洗浄された後に、それぞれのタップ穴にエポキシ接着されます。カップは耐化学性のナイロン6で作られており、ステンレススチール(304合金)製のカップもご用意できます。穴はカップをつける前に、タップ加工され、口を円錐形に広げられています。機械加工されたトップシートの穴は止まり穴ではなく、貫通穴なので完全に洗浄できます。トッププレートはカスタムのTMCの工業用クリーニングセンターで洗浄され、高圧、高温洗浄溶液がそれぞれのねじ穴に入り込むことで、加工やタッピングによるくずが完全に除去されます。数回のすすぎおよび乾燥サイクルが、カップを接着前の定盤表面の実質的な「滅菌」状態を作り出します。

    CleanTopは、TMCの長年の光学定盤の開発における業界伝統初の革新を意味しています。それには下記のような「初」が含まれます:

    • 初の漏れ防止光学定盤(CleanTop) 
    • 初の全スチール製光学定盤 
    • 初のオイル不使用光学定盤 
    • 初のタップ穴アレイと適合したハニカムコア
    • 初のドリルで穴あけせず、成形された軽量薄型定盤
    • 初の真空対応光学定盤
    特長:
    • 表面にこぼれた液体は抑制され、定盤のハニカムコアに到達しません。
    • コアは完全に洗浄、乾燥されており、アウトガスを放出するねじ切りオイルは残りません。
    • 非常に清潔なタップ穴は、ねじを滑らかで挿入しやすくします。
    • 穴に落ちた小さな部品は簡単に取り出すことができます。
    • 定盤表面面で危険な化学物質を使用しても、コアからの侵入が不可能であるため、気が付かない間に化学物質がコアに届き、それにより健康被害を起こすようなことはありません。 
  • TMCのCleanTop®光学定盤を選ぶ20の理由 +


    TMC CleanTop®

     

    優位性のある構造

     


    TMC:成形されたスチールサイドウォール

    競合他社:パーティクルボードのサイドウォール


    TMC:全体的なスチールとスチールの接着 

     

    競合他社:弱いプラスチック層がコアと定盤上面を切り離します


    TMC:高剛性、小さいセルサイズのコア、個別のナイロンカップ

    競合他社:剛性が低く、大きなセルサイズのコア、成形プラスチックカップ



    1.おそらくはその低コストのために、他のメーカーが好む吸湿性パーティクルボードとは異なり、TMCの定盤のサイドウォールは、厚さ0.075インチ(2 mm)で、ダンピングされた冷延成形スチール(上の中央の写真を参照)で作られています。さらに、スチールはパーティクルボードのサイドウォールでは達成不可能な構造的完全性を実現します。

    2.TMCの設計では、コアのセルサイズを大きくする必要はありません。なぜならCleanTopカップは円筒形で、成形プラスチック膜のキャビティのような円錐形ではないからです。弊社の平均セルサイズは0.5 インチ2 (3 cm2)で、成形キャビティの定盤よりも少なくとも50%小さく、最高の剛性と最も優れたコアと表面の接着接触面を保証します。

    3.CleanTopは、定盤上面とコア、そしてコアと定盤下面の二つの接着層のみで、溢れ防止を実現しています。イミテーションでは、第3の接着層を追加しなければならず(定盤上面とプラスチック層、プラスチック層とコア、コアと定盤下面)、これは構造の強度を著しく低下させます。



    4.さらに、エポキシ樹脂がプラスチックカップに入り込み過ぎるのを防ぐために、イミテーションでは定盤上面とプラスチック層の間に極めて薄いエポキシ層を使用しています。この層の薄さは、定盤が閉じ込められた空気によって結合されるときに「隙間」を作り出し、結合を著しく弱めることになります。

    5.TMCは、機械製造された表面を実質的に「滅菌」レベルまで洗浄するのに独自のプロセスを採用しています。これにより、最も清潔なねじ穴と優れたエポキシ接着を確保しています。さらに、クリーニングステーションは清潔で、仕上げ加工された建物の入り口にあり、洗浄された定盤が重工業用の機械環境に置かれることはありません。CleanTop®の設計では、いかなる機械製造、研削、研磨も洗浄プロセスの後には行いません。

    6.TMCの定盤上面は、熱や摩擦を避けるために、ストレッチャーによって平坦にされており、応力除去処理され、精密に重ねられた花崗岩プレートを圧着され、その後の行程で研磨は行いません。仕上げ加工された定盤は平坦度が±0.005インチ(0.13mm)以内で、定盤のサイズに関係なく、全体的にタップ穴パターンが施されています。

        
    TMCの定盤上面(上)と競合他社の設計の定盤上面(下)。

     


    7.TMCの定盤の表面は、バリを取り除くために環状パターンで薄く研磨されており、内部応力を発生させることなく、光沢や反射のない仕上げを実現しています。


    TMCの光沢のない表面(上)。競合他社の設計の研削面は、反射と光沢があります(下)。




    8.TMCの定盤の標準タップ穴は、1インチ間隔で1/4–20、25mm間隔でM6のいずれかです。穴間隔1インチで1/4-20のタップ穴(インチ表記)、穴間隔25mmでM6のタップ穴(メートル表記)は、僅かな追加料金でご利用いただけます。ケーブル用の大きな貫通穴などを含むカスタムパターンは、複数の2,000Wのレーザー複合工作機械を使用して簡単に作ることができます。

    9.TMCの取り付け穴のすべては、ハニカムコアのオープンセルと一致しています(CleanTop®では一致しますが、他の設計では必ずしもそうではありません)。これにより、その後の製造工程においてもドリルやタッピングでコアが損傷を受けず、組み立て工程でも構造的完全性が維持され、さらにすべての取り付けねじが障害なく完全に挿入されていることが保証されます。

    TMCに適合した穴(CleanTop®カップなし。)(上)、競合他社の不適合な穴(下)。




    10.TMCの定盤のすべての穴は、最も正確な方法として知られているリードスクリュータップで、インサートはありません。インサートが緩むことがあり、そのインサートがこの普通より小さい穴に押し込まれると、定盤上面が歪む可能性があります。

     
    TMCの皿穴(上)と、競合他社の設計の皿穴ではないもの(下)の比較

    11.TMCの取り付け穴は、隆起とバリをなくすためにわずかに穴の口を円錐形に広げています。すべてのTMCの取り付けネジは、最初に差し込んだ時に手で締めることができます。レンチは不要です。 

    12.TMCの広帯域ドライ・ダンピング・アプローチは、光学定盤の唯一の論理的アプローチです。他のメーカーは、離散周波数でしか動作しない 「同調」ダンパーを使用しています。構造的共振は離散的ではなく、したがって除去はされず、同調ダンパーによって2つの共振に「分割」されます。


    13.TMCのハニカムコアは、厚さ0.25 mm(0.010 インチ)のスチール製で、腐食を防ぎ、長年ご使用いただけるように加工硬化され、メッキされています。スチールのヤング率はアルミニウムのヤング率の3倍なので、スチールハニカムは光学定盤には理想的な素材です。

    14.TMCのハニカムコアは、基本セルサイズが0.5 平方インチ(3 cm2)、コアの密度が13~14 ポンド/立方フィート (300 kg/m3)の密閉構造です。それは市場の他の製品よりも大幅に高い数値を示しています。実際のコア密度は、サイドウォールとダンパーを含めて18~20(16 ポンド/立方フィート)です。

    TMCのハニカムコア。 

     

    18.TMC製定盤の構造減衰は、コアとは分離され、ヒステリシスまたはクリープを許さず、定盤の剛性を損なわない広帯域質量ダンパーを搭載するこで成し遂げられました。 


    19.弊社独自のコアと定盤の直接的な接着は、コアから外部環境への熱伝導性を向上させ、定盤の「熱緩和時間」を短縮します。

    20.弊社のスキン、コア、サイドウォール、ダンパーはすべてスチール製で、したがって、すべて同様の熱膨張率を有しています。このように、温度サイクルが繰り返される状況においても、TMCの定盤は全体として膨張し、収縮し、構造的完全性を保証し、長期的な内部ストレスの蓄積を防ぐことができます。

  • 仕様 +


    • 特許取得済みCleanTopクリーン光学定盤設計
    • ステンレススチール製ハニカムのコア
    • ステンレススチール製CleanTopカップ
    • 真空対応コアの形状
    • テーブル端壁に排出口の連結金具
    • 加工素材の特別な洗浄
    • NIFプロジェクトの厳しい基準に準拠した洗浄と梱包
      (ローレンス・リバモア国立研究所の国立点火施設)
    • 接続する際に特別なポンプダウン手法
    • テキサス州立大学のペタワットレーザープロジェクトと共同開発
      (テキサス大学の公式な承認ではありません)
  • 性能 +


    構造減衰 - TMCは、光学定盤のドライダンピングがオイルベースのダンパーよりも優れているという原理を長い間支持していました。オイルの特性は時間とともに変化し、エンドユーザーがシステムをカスタマイズすることで、隠れたオイルタンクが破損する危険にさらされてきました。

    構造的共振をダンピングさせる我々のアプローチは、一貫して「広帯域ダンピング」アプローチに基づいています。「同調ダンピング」、または同調質量ダンパーを使用して定盤の曲げモードで周波数のずれに共振するのは危険なアプローチです。まず、ダンパーが定盤の共振周波数と正確に一致しするように設定できることを前提とします。光学定盤の共振周波数は、積載重量、積載重量の配置配分、温度、さらにはダンパー自体の存在によっても変化します。そのため、実際のところは、ダンパーを定盤の共振に合わせることは困難です。さらに、多くの2次曲げモード及びねじりモードが注意を必要とする場合、最も低い共振周波数だけがダンピングを必要とするとみなしています。

    より重要なことに、同調質量ダンパーを構造的共振の抑制のために組み込むという考えには欠点があります。同調ダンピングは、個別の共振ダンピングにのみ有効であり、広帯域の構造共振をダンピングにするのに使うのは誤っています。簡単に言い換えると、同調ダンパーは、二つの質量システムを作成することで、構造共振を二つの共振に「分割」します。


    TMC独自の広帯域のダンピング技術は、光学定盤をダンピングするのに最も効果的な方法です。このアプローチは、影響のある周波数範囲全体にわたって使用でき、定盤の1次、2次、およびより高い共振周波数でエネルギーを消散させます。加えて、定盤に質量を追加することで性能が損なわれることはありません。

    TMCのCleanTopsは、構造分析と設計に最先端の方法を使用して設計されています。上記の動作偏向図は、レーザースキャニング振動測定法(LSV)と呼ばれる技術を用いて測定されました。LSVは、市販されている最もセンシティブで、最も正確な非接触振動測定技術です。レーザードップラー効果を利用して、1つの離散点の動作ではなく、テーブル全体の動作を測定します。 



    構造減衰の性能概要- TMCの光学定盤は、卓越した性能レベルを保証しています。さらに、3つの広帯域ダンピングレベルと3つの環境に応じたサイズ選択により、TMCは性能レベルの選択においても最も柔軟性があります。最大ダンピングレベルが保証された最高のコンプライアンスレベルは、下の表に示されています。標準ダインピングレベルは、表に示された4倍高いファクタをコンプライアンスレベルに提供します。最小のダンピングレベルは、センシティブでないアプリケーションでのみ推奨されています。曲線は、TMCの光学定盤の保証された性能レベルをまとめたものです。さらに、3つのダンピングレベルとして定盤の角に対するコンプライアンスデータも示されています。データは1ポンドのテストハンマー、加速度計、そしてデュアルチャンネル分光分析装置を使った衝撃テストによって取得されました。これらの例が示すように、実際に測定された性能は、弊社の保証した性能よりも大幅に良い結果を示すことがあります。 

  • 支持脚(脚)オプション +


    仕様

    TMCは、CleanTop光学定盤のための幅広い種類の除振脚システムをご用意しています。

    従来、弊社の光学定盤はMicro-g空気ばね式除振装置と適合し、それにより優れたコストパフォーマンスを生みます。

    振動の影響を受けにくいアプリケーションでは硬く除振機能のない脚を使用していますが、非常にセンシティブなの機器にはLaserTable-BaseのようなSTACISピエゾ式除振技術ソリューションが有効です。

    光学定盤のすべての支持脚はこちらをご参照ください。

  • アクセサリとオプション +

  • アプリケーションの写真 +

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    弊社にお問い合わせください。アプリケーションエンジニアが、お客様のご要望に合わせてシステムを構成し、お見積もりいたします。